母ヴィアンローズ Viane Roseは、2005年ノネット賞Prix de la Nonette(仏G3・芝2000)の勝ち馬で、2000前後の中距離で活躍していました。
母父セーヴルロゼSevres Roseは競走馬としては出走しておらず、種牡馬になって父としても目立った成績は見当たりませんでした。 しかし、上記のヴィアンローズやPenneを通じ、母父としてアジュールローズ、シュヴァリエローズ、Meandre(パリ大賞典(G1)、サンクルー大賞(G1)、ベルリン大賞(G1)、オイロパ賞(G1))、Mqse De Sevigne(ジャンロマネ賞(G1)、ロートシルト賞(G1)、イスパーン賞(G1)、ロートシルト賞(G1)、ジャンロマネ賞(G1))を出しています。
[TERRAIN] Aujourd'hui à #ParisLongchamp@Q_REC#Qatar Prix de l'Arc de Triomphe Jour J État du terrain ce matin à 9h30 SOUPLE à 3.5 🌧️ en 24h 0.5mm, en 7j : 1.5 mm Lice à 00m Open Stretch à 6m Temps nuageux, 11-17°C, Vent SE 10-15km/h Pluviométrie 0 à 2mm ETP 0.8#GoingStick : 7.… pic.twitter.com/qGTdDfYkL3
特にJuly Cup Stakesは、優勝馬の多くがヨーロッパのチャンピオンスプリンター(カルティエ賞の最優秀スプリンター)に認められるような非常に価値の高い短距離戦でした。
※初代王者に19世紀のイギリス最強スプリンターと名高いスプリングフィールドSpringfieldがいます。 さらに、そのSpringfieldを母父として、July Cup Stakesを3連覇した20世紀の名スプリンターサンドリッジ Sundridgeなど。Sundridgeはスピードの源として名高いレディジョセフィン Lady Josephine の父でもあります。
Whether from Gladiateur, or from another source, Blandford, in the way that some modern humans have neaderthal dna, must have carried the nuclear dna that was optimal for the D1b maternal line, thus when Blandford recombined with it there was something of a genetic explosion. It’s probable that some kind unique genetic affinity also explains why, even when not crossed back over D1b mares, genetic relatives from the family, such as Sadler’s Wells, Fairy King, Nureyev, Perugino and Yeats, have done so well in combination.
【コメント】 おそらくゴドルフィン所有馬になるでしょう。 父Earthlightはアイルランド生産馬でフランスで調教されました。Prix Morny(仏G1・芝1200)、Middle Park Stakes(英G1・芝1200)で優勝し、1200~1400で活躍しました。 母Olive Groveはアイルランド生産馬で、おそらく6戦2勝の成績でマイルあたりの距離を走っていた馬です。 母父Sea The Starsはアイルランド生産馬で、3歳時にG1を6連勝、史上初めて同一年に英2000ギニー・英ダービー・凱旋門賞で優勝した馬です。Sea The Starsとレースをしてきた相手には、一つ年上のコンデュイットConduit(英セントレジャーSt.Leger Stakes、BCターフBreeders' Cup Turf、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSKing George Ⅵ and Queen Elizabeth Stakes)同世代のマスタークラフツマンMastercraftsman(フェニックスSPhoenix Stakes、ナショナルSNational Stakes、愛2000ギニーIrish Two Thousand Guineas、セントジェームズパレスSSt.James's Palace Stakes)リップヴァンウィンクルRip Van Winkle(サセックスSSussex Stakes、クイーンエリザベスⅡ世SQueen Elizabeth Ⅱ Stakes、英国際SInternational Stakes)、フェイムアンドグローリーFame And Glory(クリテリウム・ド・サンクルーCritérium de Saint-Cloud、愛ダービーIrish Derby、タタソールズ金杯Tattersalls Gold Cup、コロネーションカップCoronation Cup、アスコット金杯Ascot Gold Cup)など、(後のG1も含んでいますが)一流馬が多数いました。 種牡馬としてはSea The MoonやTaghroodaから始まり、HukumやBaaeed、Emily Upjohnなど活躍馬が多数おり、母父としてはOnesto、Eldar Eldarov、Unquestionable、日本ではテオレーマなどがいます。 本馬は、Urban Sea、Sadler's Wells、Darshaan、Ahonoora、Mr. Prospectorがクロスする父母相似な配合で、父のスプリントできる速さとの組み合わせが楽しみな一頭ですが、母父は日本での成績があまりでていないところがどうでしょうか。
【コメント】 Keeneland September Yearling Sale 2023で取引されました。バイヤーがKatsumi Yoshidaで吉田和美様ですね。③であげたSancyの2022と同じように吉田和美様×外国生産馬の組み合わせです。走る馬が多い同馬主様ですが、POG期間ではなく4歳5歳と少し遅めに活躍する印象もあります。しかし、本馬については仕上がりが早そうな血統にみえました。 父TapitはウッドメモリアルSWood Memorial Stakes(米G1・D1800)で勝利しました。肺の感染症、脚の腫瘍、喉の手術などにより、満足なキャリアは描けませんでした。 種牡馬としてのTapitは数多くの活躍馬を送り出し、2014年~2016年には北米リーディングサイアーに輝きました。先にあげたPOG馬の父でもあるConstitutionやFrosted。Stardom Bound、Essential Quality、Flightline、日本ではテスタマッタ、タールタン、ラビットランがいます。母父としても優秀で、Cody’s Wish、Pretty Mischievous、日本ではグランアレグリア、デュードヴァン、アルーシャ、リフレイムなどがいます。 母Speedinthruthecityはアメリカの生産馬で、サラブレッドクラブオブアメリカステークスThoroughbred Club of America Stakes(米G2・D1200)4着、オナーブルミスハンディキャップHonorable Miss Handicap(米G2・D1200)4着、ダービーシティディスタフステークスDerby City Distaff Stakes(米G1・D1400)5着など、18戦7勝をあげています。 母父City Zipはアメリカの生産馬で、ホープフルSHopeful Stakes(米G1・D1400)をはじめ短距離重賞を5勝しており、1000~1400の距離で活躍しました。半弟には国立競馬博物館の殿堂入りNational Museum of Racing and Hall of Fameを果たしたゴーストザッパーGhostzapperがいます。種牡馬としてはDayatthespa、Catch a Glimpse、Improbableなどの活躍馬を出しました。日本ではジッピーレーサーがいます。母父としてはNoted and Quoted、Bodexpress、日本ではペルアア、ユティタム、パーソナルハイ、リッケンバッカーなどがいます。 本馬はTapitの母Tap Your HeelsがDr. FagerとIn Realityを続けてきたので、やはりポイントがMoon GlitterがRelaunchの全姉というところでしょうか。期待は大きいです。
【コメント】 今年デビューしそうなToo Darn Hot産駒は6頭ほど見つけ、それそれ魅力がありどれも推したかったのですが、ラーヴァレイクにしました。 父Too Darn Hotはイギリスの生産馬で距離1400~2000で活躍し、Dewhurst S(英G1・芝1400)、Prix Jean Prat(仏G1・芝1400)、Sussex S(英G1・芝1600)で勝ち、2018年カルティエ賞最優秀2歳牡馬、2019年カルティエ賞最優秀3歳牡馬に選ばれています。 産駒にはフィリーズレビューを勝ったエトヴプレ、Moyglare Stud S(愛G1・芝1400)やIrish One Thousand Guineas(愛G1・芝1600)を勝ったFallen Angel、Moet & Chandon Champagne S(豪G1・芝1600)やJ. J. Atkins S(豪G1・芝1600)を勝ったBroadsidingがおり、初年度から活躍馬を出しDubawiの後継種牡馬として注目を集めています。 母父SelkirkはQueen Elizabeth Ⅱ S(英G1・芝1600)を勝ちのあるマイルを中心に活躍した馬で、産駒にはWince、Kastoria、Nahrain、Cityscape、Thistle Birdなどがいます。 母Villarricaのレース内容は見つけられませんでしたが、さかのぼれば3代母がUrban Seaなのでドイツ名門シュレンダーハン牧場のAライン。 Sir Ivor≒Drone≒Halo≒Red GodとSeeking the Gold≒Miswaki4×4がいいですね。 POGからは外れますが短距離ならスプリンターズS、中距離がいけるならドバイ。と夢をみたいですね。
短距離ダートでの活躍馬が多い父Speightstownですが、TraversS(D10F)のGolden Ticket、Jockey Club Gold Cup(D10F)のHaynesfieldなど中距離の優秀な馬も何頭かおり、Prix Jean Prat(T1600)のLord ShanakillやHollywood Derby(T2000)Seek Againなど芝での活躍馬もいます。